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タイの七不思議
last updated on Jul. 2007

タイの生活で感じた色々な不思議なこと


注1) ここでは、観光でタイを訪れる人には「え?そうなの?」と、在住の人には「そうそう、そうだよねー」「言われてみれば…」と思えるようなことを集めていきます。
注2) 情報に不正確な点があったり、こんなこともあるよ!という場合は是非教えてください!
注3)もっと小さな「へえ〜」と思えるタイの文化と、「とっておきのおすすめタイ料理」について、1-2週間に1度発行中のホワイトエレファント(sahyaが店長を務めるアジアン雑貨屋)メルマガにて毎回紹介中です。興味のある方は是非、ホワエレホームページから購読登録してくださいね。

交通事情編
ハンドブレーキ禁止!!
バンコク名物・交通渋滞のわけ
バンコク名物・交通渋滞のわけ 補足〜信号と警察官の交通整理
渋滞知らずの便利な電車「BTS」の謎 #1 ベンチとエスカレーター
渋滞知らずの便利な電車「BTS」の謎 #2 自動改札
渋滞知らずの便利な電車「BTS」の謎 #3 2つのホームで3番ホーム?
渋滞知らずの便利な電車「BTS」の謎 #4 飲食物持ち込み禁止の駅構内で飲食物販売の怪
困ったエレベーター達

タイ人気質編
ああ尖らずにはいられない
屋台があんなに多いワケ〜タイ人と料理
常夏のバンコクのデパートでなぜかAutumn & Winter フェア
ゲテモン好き?
子供好き?
タイの中国人
Orientalホテルが世界1なワケ〜階級社会とサービス業
Orientalホテルが世界1なワケ#2〜輪廻転生?
「アライコダイ」(何でもいい)の精神は法をも凌駕?
驚愕の階級感覚
まだ下げないで〜!!!屋台から超高級レストランまで浸透する謎の文化

その他
動かない犬、イヌ、いぬ...
やっぱり象が好き?!
「今日の象は小さいねぇ」象が普通に歩く街




交通事情編



バンコク名物・交通渋滞のわけ

バンコクの渋滞は世界的にも有名である。

最初は「いやー、渋滞すごいね、さすが東南アジアの大都市だけはあるね」と思っていた。
しかしそのうち、「ちょっと待てよ」と思い始めたのだ。
よくよく見てみると、バンコクの車の量は他の都市と比べてそれほど多いようには思えない。むしろ、理解に苦しむ交通システムが渋滞の根源なのではないか?

左上の写真を良く見て欲しい。何かおかしくないですか?渋滞している?いやいや、そうではなくて6車線全部前に向いてませんか?

ここはいつも渋滞することで有名なWorld Trade Center(伊勢丹や免税店が入る大きなショッピングモール)の前の通り。6車線もある広〜い通り、なんと一方通行なんである。

左下の写真を見てみよう。こちらに向かってきている車がないですか?そう、バスである。一番右の一車線は、バスだけは通っていいことになっているのだ。


これだけではない。この写真の方向に立ったときに後方にある交差点はまた不思議。左側の道から右折、この写真でいうと左側から下側に曲がることができない。

私の家はこの交差点から後ろに500メートルほど行ったエリアにあり、ISETANまでは徒歩5分ちょっと。

車で行くとすればまっすぐ行くだけであるが、帰りはとんでもないことになる。この一通をまず500メートルほど進み、右折、また300メートルほど進み、右折、500メートルほど進み、右折してようやくこの交差点に戻ってくる。左折してまっすぐ行って、ようやく元の場所に戻れる。

しかもこの道全てがいつも大渋滞。一度はこのコースで1時間以上かかったこともある。抜け道も全く存在しないので、ひたすら待つしかないのだ。このルールはこの交差点特有ではなく、車が集中する通りではよくあることだ。

まっすぐ帰ればいいものを、ぐるっと回されるのだから、交通量が増えるのは当たり前。どこに行きたい人もみんなぐるっと回される。動かなくなって当然でしょ?

この疑問、タイ人の同僚2人にぶつけてみた。

「そうよねー、おかしいわよね、理解に苦しむわ。まったくなんで一通で、全くなんで曲がれないのか?だから混むのよね。みんなそう思ってるわ。」

みんな思っている。でもそれほど深刻には思っていない。なんで誰も変えないんだろう?とみんな思ってる。でも自分がその声をあげる人ではないとも。まさにこれがタイである。


バンコク名物・交通渋滞のわけ 補足〜信号と警察官の交通整理

道のシステムに輪をかけて渋滞を助長するのが信号と警察官の交通整理である。

渋滞になると、なぜか信号の変わり方が遅くなる。上の写真で紹介した交差点でも、平気で10分近く変わらないこともままある。恐らく交通量の多い側を止めて、順々に流してたいのだろうが、どこでどう監視してどういうルールの下操作しているのかは不明。

交通量の多い方向が止められるうえ、みんな「ぐるっと回りたい」わけだから、詰まり始めるとその「ぐるっと回る」四辺全てがぴったり止まってしまうことは容易に想像できる。

そうしてどんずまりになると登場するのが警察官である。交差点の真ん中に立って交通整理をするのだが、これまた気分でやっているとしか思えず、警察官が現れた後のほうが渋滞がひどくなった気がすることの方が多い。

これまたタイ人の同僚に聞いてみた。

「そうよねー、警察が来ると渋滞ひどくなるわよね。どうしてそうしているのかいつも全く分からないもの。
多分ね、彼ら暇なのよ。やることないからあそこで交通整理してるんじゃない?ウフフ。」



渋滞知らずの便利な電車「BTS」の謎 #1
ベンチとエスカレーター

このBTSができるまでは渋滞をただひたすら待つしかなかったので、今はそれはそれは便利なんである。 王宮・お寺エリア以外なら大概観光客が行く場所は網羅されているし、何しろ分かりやすいし、 早いし、日本のようなラッシュもない(とはいえ開設当初に比べればだいぶ混んできたけど)。

が、やっぱりどーーーーしても納得の行かないことが多数。そのナンバー1はエスカレーターとベンチの位置である。

写真をよーーく見て欲しい。左上の写真に小さく赤い服を着た2人が見えるのはエスカレーターを上がりきっ た辺りだ。そのずっと手前にベンチがある。

そして左下の写真。電車の止まっている位置はベンチよりはるか奥、エスカレーターの上がり口よりも奥である。


これは全ての駅に共通の構造だが、エスカレーターを上ったところで待っていると 電車よりも2-3メートル手前に立って待っていることになるのだ。そ してベンチで休もうものなら、はっきり言ってダッシュしないと乗り遅れてしまうほど遠い。 事実、この写真を取り終わって電車に向かおうとしたらドアが閉まってしまった!!

なんで電車が止まらないエリアにエスカレーターや階段やベンチを作るのか???

ワカラナーイ...




渋滞知らずの便利な電車「BTS」の謎 #2
自動改札

次に納得いかないのは、自動改札の異常な速さである。
日本の自動改札は基本的にいつも開いていて、キップを入れずに通ろうとしたり、料金が足りないキップを入れたりすると「ピンコーン」と鳴ってドアが閉まるしくみですね。BTSでは毎回開いたり閉まったりするわけですが、これがめちゃくちゃ速い!!!

日本人の歩く速度とタイ人の歩く速度は相当違う(日本人の方が格段に速い)ので、タイ人の 「体感速度」は更に速いはずなんだが、キップを抜いてから閉まるまでの間に 普通歩くより速い速度でスルっと通り抜けないと危うく挟まりそうになる。

特に荷物が沢山あるときなんて、荷物を悠長に先に通したら間違いなく挟まる。 先に自分が通ってから荷物を引き上げるか、「荷物重〜いの〜」という泣きそうな眼つきで駅員さん に訴えかけ、脇の通路を開け、荷物を持って向こう側まで行ってもらい、その間にカードを通す、という裏技もアリ。

観光に来ていた友人は、荷物を先に通したら骨盤の真下辺りにこの三角の赤い塊 が「ドスッ」と挟まってしばらくうずくまって動けなくなっていた。後で見たらあざになっていたよ〜。皆さんも注意注意。




渋滞知らずの便利な電車「BTS」の謎 #3
2つのホームで3番ホーム?

2本で〜もニンジン♪とか歌いたくなるような(?)タイトルですが、ホントなんです。

バンコクでは現在地下鉄の工事が着々と進んでいるが、今のところ市内中心部を走る電車といえば BTSこれ1つ。路線は「スクンビット線」と「シーロム線」の2つだけ。2つの路線はティーンエージャと大学生の街 Siam Squareで交差する。

東京から来た友達を案内していたある日、「ねえねえ、どうして2つしかホームがないのに3番線なの?」と聞かれ 「はっ!」と気がつく。確かに私たちが立っているここは3番ホーム、そして向かいは4番ホーム。そう、BTSではシーロム線は 端から端まで一生3番、4番ホームで、スクンビット線は1番、2番ホームなんである。これって、 東京駅や品川駅等、沢山の路線が交差する駅を知っている私たちからすると、非常に奇妙。


だって、もしとあるでかい駅で総武線が11、12番ホームで、山手線が3番、4番ホームだとすると、 山手線と総武線しか停まらない小さい駅では、4つしかホームがなくても3番、4番ホームと11、12番ホームが あるようなもんでしょ?

BTSはもう路線を増やす気がないのかな?そういえばこの間資金難で拡張計画が頓挫したとかいってたけど。





渋滞知らずの便利な電車「BTS」の謎 #4
飲食物持ち込み禁止の駅構内で飲食物販売の怪

BTSの謎シリーズ、ついに第4弾になってしまいました。このままのペースで行くとBTSだけで7不思議になっちゃいそう。

さて、BTSでは「飲食物持込禁止」なわけで、それはそれは厳しく改札口で取り締まっているのですよ。 スタバのコーヒーを買って、飲みかけのやつを持って入ろうとしたら「ダメダメダメ〜!飲み終わって捨ててから入ってね!」といわれるし、缶ジュース(未開封)を手に持って入ろうとしても「ダメダメ」、口が閉じた ペットボトルの水も、カバンに隠して入らないと「ダメダメ」攻撃を受けるのだ。

要するに、中で飲み食いするのがダメなだけじゃなく、持ち込むこと「そのもの」がダメなような取締りぶりなのだが、 最近仰天することには、その「改札の中」に堂々とジュースを売る店が現れたことだ!! それも過去にダメダメ攻撃を受けた、未開封の缶ジュースよりすごい、ストローが刺さった スムーシーを売っているのだ!なんじゃそりゃ!持ち込み禁止ちゃうんかい!! 機内免税販売でナイフ売ってるようなもんだぞ?! いっそのこと飲食解禁にしちゃえばいいのに...。


困ったエレベーター達

「交通事情」じゃないけど、同じ乗り物なので...。
タイのエレベーターの多くは日本のメーカーのものなんだが、 変わったヤツが多い。便利な機能付きエレベーターでは、間違えて階を押しちゃったとき、 2−3回繰り返して押すとキャンセルしてくれるやつ。これはいい例。

とあるビルでは、5台あるうちの3台がおかしい。 1台は「記憶喪失君」。いくつ階を押されても、最初に 停まるべき1つ目しか覚えてくれないのだ。例えば、5階、7階、18階と押してあっても、 5階で停まると全てのランプが消え、1階で待つ人の下へ急降下、もうつくころかな、と 顔を上げるとそこは1階!もう1台は「のんびり」。到着してから開くまでが異様に遅い。 4−5秒してようやくOpen。もう1台は「センサー付」。乗り込むとき、降りるとき、人を 関知するたびに「ピーッ!」となる。全部同じビルのエレベーターでなんでこんなことに なってるんだろう。

この間某ホテルでびっくりしたのが、ボタンを押したかどうか分からないエレベーター。 普通ボタンが光るのは停まる予定のところで、今どこにいるかはうえのスペースに 表示されるものだけど、ここのはその表示がないかわりに、今いるところのボタンが光っている。 だから、行き先ボタンを押してもそこは光ってくれないのだ。あ〜ややこしい。


タイ人気質編
ああ尖らずにはいられない


タイに来るとやたら尖がった伝統建築が眼につきます。 どこの寺院も必ずとんがってるけど、一番体感したければ 王宮(エメラルド寺院)へどうぞ。特に笑えるのは 王様が住んでいた住居。下が西洋建築なのに、上は やっぱりトンガリ君なのだ。

見るとついついあの上に落っこちたらいたいだろうなぁとか 余計なことを考えてしまう。先端恐怖症の人は多分タイで 寺院観光は無理でしょう。

さて、このトンガリ、なんで?とずーっと 気になってましたが、ついに情報をGet!

「突起部は悟りの境地である涅槃をさし、以下基部に向かって 下がるにつれ、俗世に近づくとされる。小さいものは人間の 背丈くらい、大きいものだと高さが120メートル(!!)を越すものもある」 (昭文社「個人旅行 タイ」より)。

涅槃(ネハン)ってナンだっけ?と思い更にgoogle。 「一切の煩悩から離れて、迷いや苦しみのない心の状態。お悟りの境地。」 (實相寺ホームページの用語集に発見)

なるほど...。ようやくなぜあれほどまでにトンガリにこだわるのかが 分かりました。んで、トンガリが長ければ長いほど、悟りの境地が高いっつーことね。あーすっきり。


屋台があんなに多いワケ〜タイ人と料理

ここではどんなに小さな駅でも通りでもどこかに屋台があり、オカズを買う人や麺をすする人で賑わっている。
逆に、そしてスーパーマーケットの少なさも顕著。バンコクではデパートの食料品売り場か、郊外の大型スーパーくらいしかないのだ。

タイ人は料理をしない。富裕層から貧困層、上から下までしない。する人は趣味でしているか、仕事でしているか、である。
だから普通のアパートには台所スペースがない。こっちで立派な台所のある家に住もうと思ったら3〜4LDKくらいの大きなところにしないとならない。その場合、台所は「奥さんのスペース」じゃなくてお手伝いさんのスペース。住み込みお手伝いさんを雇うようなお家だから当然家も広い、というわけ。

うちのオフィスにいる女性陣はみな気立ても良く仕事も速いが、料理は誰一人としてできない。「私が唯一作れる料理はカオダオ(目玉焼き)なの」、とか。

実際、屋台で買ったほうがずーっと安上がりである。例えばスーパーで野菜を買って炒め物を作るとだいたい材料費だけで40-50バーツはかかるが、屋台で買えば20〜30バーツくらいである。彼らは朝市で仕入れているから新鮮で安い食材が手に入るのだ。 余りに安く美味しいタイ料理が買えるので、こっちにいると家庭でタイ料理をつくることはまずない。

タイは日本に比べて女性が社会に進出しているが、こういう習慣もそれを支えているのかも。


常夏のバンコクのデパートでなぜかAutumn & Winter フェア

11月になるとようやく長かった雨季も終わりさわやかな乾季が訪れる。 日本で言えば、寒いときでゴールデンウィーク頃の気候〜初夏くらい。 それって寒いですか?いや「初夏」ってくらいでタンスの衣替えもしてセーターなんかはしまいますよね、普通は。

しかしここではそんな気候の中、コート、マフラー、セーター、ブーツなどを一斉に売り始める。 ほんの少しの涼しい間、こういうのを着ていつものようにクーラーの中に居るのが「オシャレ」なのらしい。
うちのオフィスのスタッフの1人もさっそく毛糸のベストをシャツの上に嬉しそうに着ていた。

聞けば、外気が25度を下回ったら「寒い」のだそうだ。しかし、実際にはオフィスの中はガンガンに冷房が効いてて、 いつも25度くらいのような気がするんだけどー?!

日本に留学していた知り合いのタイ人の聞かせてくれたエピソード。 新潟でタイ語ー日本語の通訳のバイトをしていたら、タイ人のお偉いさんが来て、 日本は寒いと騒いでいたそう。で、貸切バスに乗り込んだとたん
「ちょっと、なんでこのバスにはクーラーがついてないの?」
偉い人なので仕方なく、真冬の新潟でクーラーをつけてバスを走らせたそうな。これはタイに限ったことではないが、この辺りの国の人にとってクーラーガンガンの部屋は一種のステータスなんである。

ゲテモン好き?

タイ人はどーもゲテモン好きなんじゃないかと思う。タイの新聞はおしなべて、英字新聞も含め、グロテスクな写真が多い。
1面の写真をよく飾っている悲惨な事故の写真。日本なら車がスリップしたあとや車がヘチャげたところで警察が調べてるような写真でしょ?
ここは違う...。事故現場そのまんま。真っ赤な血がみえ、一応目には黒い帯がかかってるけど顔も丸見え...。

「事故は怖いんだよ」と分からせるためわざとやってる、というハナシも聞くし、最初はそうなのかもと思っていたが、徐々に「違うぜこれは」と思い始めた。

例えば、この間はトラックの修理をするためにジャッキであげて下にもぐっていた男性が、ジャッキが壊れて下敷きになっちゃった事件なんて、トラックの下から下半身が出てる写真だよ。もう死んでるわけ。
だからこっちでは新聞をみるとヘンなモンが写ってないか気が気じゃないのだ。

子供好き?!

タイ人は子供が大好き。どんなイカツイ顔をしたオジサンも、小さい子供が通ると必ずちょっと手を出したり笑わせたり。 レストランなどで子供が騒いでいると店員さんがあやし、嫌な顔一つしない。

が、生まれたばかりの子供をすぐにベビーシッターに預け、出産1週間後に 日本に留学した人や、「他人の子供と30分遊ぶのはだーいすきだけど、 自分の子供は一生いらない」と言う同僚などを見るにつけ、 一概に「子供好き」とも言えないのかも...と思う今日この頃。日本もこのくらいになれば逆に出生率上がるのカモね。

タイの中国人

タイにも他の東南アジアの国と同じように、沢山の中国人が移民している。 しかし、ここでは世界的に例を見ないほどに中国人が完全にタイ人に同化し、 タイ語を話し、タイの名前を持ち、タイ人と同じようなものの考え方をしている。 これはタイが大変うま〜く外国人を取り込んできた一つの例かもしれない。

日本でタイ留学生のお世話をしていたとき、1人の学生が悩みをぶつけてきた。

「ボク、引っ越したいんです。一緒の寮に住んでる中国人や台湾人が嫌いなんです。あいつら、食べ物の捨て方も汚いし、最悪だ。」

「でもさ、タイにだって沢山華僑はいるじゃない、どうしてここではだめなの?」

「そ...それは...ボクも実は中国人なんですが...違うんです!とにかくボクたちとは違うんです!」

ほんとは両親とも中国人の彼が「自分はタイ人だ」「中国人は嫌いだ!」なんていうとは、いかにタイで 華僑が「タイ人化」してるかわかるでしょ?

同じように、タイでは白人や日本人も沢山見かけるし、実に歓迎してくれるが、彼らは絶対に自分のペースを乱しはしない。 頑なに拒んで成し遂げる、というよりはのらーりくらーり している間に気がつけば結果的にむこうのいいようになっている。

東南アジアでこの国だけが植民地支配されなかった理由は、偶然だけでは片付けられそうにない。

Orientalホテルが世界1なワケ〜階級社会とサービス業

タイのOrientalホテルは世界の名だたるホテルを抑え、ナンバー1に君臨するホテルである。ここの何がすごいって、 まあ部屋もロビーもすごいといえばすごいけど、やっぱりサービスなんである。

Oriental Hotelに限らず、タイではお客に対するサービス精神旺盛なところが多い。これはお客は「自分より上」のものと思い、絶対的服従と満足を得るための惜しみない努力を重ねるからだ。
逆に、「タイ人の雇われ人」になったらこれまた最悪である。「自分の方が上だ」と思われたら最後、もんのすごい要求を突きつけられる。そして、その結果に対する期待もめちゃくちゃ高いんである。
日本にも階級制度はあったし、今でも上下関係を大事にするところはあるが、それとタイのこれとはちょっと違うような気がする。

タイは、もともと階級性の強い社会だった。アユタヤー王朝時代の15世紀に、 ボロマトライローカナート王は、既に普及していた階層の概念を、 「文民の階級制度に関する法律」として整備したというハナシ。

それまでも国王の臣民の階級は土地の大きさに基づいて「サクディナー」 (位階田)で測っていたが、これを土地の大きさに関係なく、 全ての臣民について上下関係をサクディナーの数字で定めた。 この法律によって、全ての職務上の地位と社会的な地位はサクディナーの大小でランクづけされ、 全ての人々の上下関係が定められることになったそうな。

国王が無限大、皇太子100,000、大臣10,000、中級官吏400、下級官吏50、農民25、奴隷 5といった具合。 いやはや、カースト制度なんてカワイイもんじゃん、っつーほど細かく分けたもんだね。これだけ細かいと、そりゃ、瞬時に「私とこの人どっちが上?下?」ってやりたくもなるよね。

サクディナーを定めた法律は、チュラロンコン王の時代にようやく廃止されたけど、 サクディナーの考え方は今でも人々の根底から消えてはいないみたい。

Orientalホテルが世界1なワケ#2〜輪廻転生?

タイ人のほとんどは敬虔な仏教徒である。とはいえ、日本と同じようにクリスマスも、 バレンタインもお祝いするんだけど。

仏教の教えである輪廻転生、これもとっても信じてる。でも、信じ方がちょっとリッチな人と貧しい人では違うみたい。

沢山の国が援助してるし、タイ政府だって5カ年計画にいつも「重点目標」に入ってる、タイの東北部貧困問題対策やスラム街対策。 でもイマイチ、取り組みに対するタイ人の中間層以上の反応は悪い。

私から見れば、これだけ裕福な人たちが居るのだから、外国の力を借りずとも 解決すりゃーいーじゃん、とも見える。 実際、いろんなプロジェクトがあっても格差は広がるばかり。

タイの東大と言われる某名門大学の学生に聞いてみた。

「スラム街に行ってみたんだよ」「なんで??」「彼らの問題をなぜタイは本気で取り組まないの?」「彼らはさ、しょうがないんだよ。前世の行いが悪かったんだ。」「へ?」「もし今世でいい行いをすれば、きっと来世はよくなるよ。だから現世ではなにやってもしょうがないのさ。」

「!!!!!!!(目が点)」

更にスラム街の生活向上に取り組むタイ人NGOの幹部に突撃。

「ねえねえ、某名門学生の人がこんなこと言ってたんだけどさ、 これじゃいつまでたってもタイの貧困問題は自分たちの世代の問題と思わないんじゃないですか?」
「はっはっは、xx大生らしいねぇ。スラムのやつらはさ、こう考えるよ。 「今日」の日が悪いのは昨日の行いが悪かったせい。今日頑張れば明日はいい日になるってさ。 xx大生みたいなやつは輪廻転生の考えるスパンを自分たちの良いように、長く取りすぎてるんだよ。」




「アライコダイ」(何でもいい)の精神は法をも凌駕?

「アライコダイ」(なんでもいいよ)「マイペンライ」(気にしない)は、今やタイ人気質を語る上での代名詞にもなっている。 大概のことには驚かなくなった今日この頃だが、これには驚かされた。タイ政府観光省が発行する"Visitor's Guide to Thailand"。 タイの歴史や文化、観光スポットについて要領よくまとっており、英語日本語併記でなかなか読み応えがあるこの冊子は ちゃんと最初のページに大臣のメッセージとサインが入った、いわば「タイ政府公式ガイドブック」。

この冊子の交通事情のページに、なんと法律で禁じられており、マフィアの収入源とも言われるバイクタクシー(豆知識参照)についての 説明が堂々と載っているのだ!

「本当に急いでいるときには、渋滞に強いバイクタクシーがあります。料金は トゥクトゥクとほぼ同じです。大通りでバイクタクシーに乗るのが少々危険な場合には、村の雰囲気を残すソイ(sois)という路地で乗るほうが安全で快適です。」

いやはや、まあ公然と運営されているとはいえ、政府の観光案内に載せるかね?普通?さらに、Bangkok Nightのコーナーでは、 広告主は全て水商売。「可愛くてフレンドリーなマッサージ嬢。満足保障!」「お好みの娘を貴方のお部屋までお届けいたします。」とか そんなんばっか。

まさに、アライコダイ、マイペンライな世界を垣間見た気がしました。


驚愕の意識の違い

2004年4月23日、バンコク市内のスラムで大火災があり、300棟の大半が全焼、約8000人が焼け出される 惨事があった。このスラム、記憶に間違いがなければ私が学生時代のフィールドツアーでの初タイのとき、訪問したスラムで、日本人の女性がNGOで幼稚園とかをやっていたところだと思われ、「あらららら、あそこの人たちが…あの日本人のボランティアの人、大丈夫だったのかな?」などと、 ちょっと心配になったりしていた。

そこにきて、うちの同僚は、「ああー、何か火事あったみたいだねえ。政府が助けるらしいけど、なんで 助けてあげなきゃいけないのかわからないわ〜。だって、もし家に火事があっても政府は1バーツだってだしちゃくれないでしょ。」

絶句…。アナタのうちが燃えるのと、スラムが全焼するのと、問題の質が違うでしょう〜。この分だと、募集してた募金もあまり集まらないんだろうなあ。それにしても、焼け出された8000人はどこへいっちゃったんでしょう?

まだ下げないで〜!!!屋台から超高級レストランまで浸透する謎の文化

タイ人気質シリーズ、ついに10個目。タイに住んで4年にもなると、もうあんまり驚かなくなってくるのだけど、しみじみと気になってくることもでてくるもの。

タイのレストランでイライラすることといえば、まだ食べ途中のものを下げるのが異常に早いということ。

これ、屋台でも高級レストランでもどこでも、全国津々浦々みんなそうなのでタイの文化なのだろうか。まだまだ食べ途中で、最後の一口を楽しみに残しておいても ちょっと気を抜くとさっと下げられて

「ああっああっああああああああああ!!!」

という心の叫びをあげることもしばしば。

「ヤン!」(まだ!)といって引き下がっても、別のウェイトレスがくるのでまったく油断できません。
メニューをもらおうと思っても、注文をしようと思ってもお会計しようとおもっても、手をぶんぶん振っても全く気がついてくれないくせに、下げるのだけは異常に早い。皿が8割がた減ったと見るや否や「ズササッ!」と来て下げようとする、あれは一体何なんだろう。おんなじチェーン店ですら同じ接客を浸透できないここで、これだけ全国的に上から下まで同じってことは、さっさと食べて次の皿に行くのがここの風習なんだろうか?



その他

動かない犬、イヌ、いぬ...

私は犬が昔から苦手。もちろん、アタマでは「かわいい顔してるじゃんか」とわかってても、物心つくころに いきなりほえられたのが効いたらしく、どうしても、どんな小さい犬でも半径1メートル以上近寄れなかった。

が、タイでは違う。タイではびっくりするほど沢山の犬がごろごろとそこら中に転がってる
(そう、転がってるという表現が 一番しっくりくる)けど、真横をすり抜けても全然大丈夫。というのも、タイの犬といったら生きてるのか死んでるのか 区別がつかないほどホント微動だにしないんである。

確かにこの熱気では地べたになるべく低く寝転んでるのが 一番体力消耗しなくていいかもしれないけどさ…。この犬たちの性をみるにつけ、人間だってほんとは同じ条件 なのよね〜、あくせくしたくもなくなるよねぇと思ってしまう。

そんな中、驚くべきニュースを眼にした。 「敬虔な仏教徒のため野良犬を殺傷することを嫌うタイでは年々野良犬が増え続けて悩みの種となっていた」が なんと犬好きの国王の発案により「野良犬の中の素質のありそうな犬を訓練して麻薬捜査などの警察犬に」育てるという。 「野良犬のため、人間にいじめられた経験を持つ犬も多く、人間への不信感をどう取り除くかが課題」だそうだけど、ちょっと待て。

毎日嫌というほど野良犬は見るけど、「警察犬の素質がありそうな」、働きそうな犬なんて、一度も見たことないぞ!!!





やっぱり象が好き?!

しかしタイには物好きな金持ちがいるもんである。いくら象が好きだといっても なにもビルにしなくても…というのが、バンコクドンムアン空港(今も国内線格安路線などで利用されている)へ向かう途中に見えるビルである。一体 どこの誰がオーナーなんだか。

牙も眼も耳もちゃんとある象さんビル、なんでもオフィスビルらしいが、象の形にするために足と足の間、 更に足と鼻の間がデッドスペースになってる。ここに部屋を作れば何平米のスペースができただろう??

正面からみたところがまたおマヌケでカワイイ。見たい人は、ドンムアン空港から高速に乗ったら左側に注目してるときっと見つかります。





「今日の象は小さいねぇ」象が普通に歩く街

タイに住み始めてすぐのとある日、うちのすぐ側で「パオーン」という泣き声が。なんと、象!!!バナナを持ってるオッサンと一緒に居る。

思わずバナナを1房買い、象さんに食べさせてあげる。

一緒にいたバンコク在住4年の人曰く、「今日の象は小さいね〜」。象がフツーに歩く街。なんとも不思議。

彼ら、でも実は可愛そうな象らしい。麻薬を打たれ、こき使わされて弱って死んでいく…なんとまぁ。

こんな状況を見かねたのか、先日すごいニュースが飛び込んだ。イギリス人青年がこんな状況を見かねて、思わず象の乗り方を勉強したらしい。んで、象を買い、象の故郷の東北タイまで象に乗って戻すとか??!!

いや、どー考えてもトラック一台手配した方が象のためにも楽なような??!! 世の中分からないことだらけ。

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